美味しい『赤福』。どれくらい昔から、あったんだろう?

赤福

ああ、おかえりなさい。大学教授が長旅からお戻りになった。教授から大切にお預かりしていた猫さん達を無事にお返しすることができて、私はホッとした。お土産に『赤福』をいただいた。教授から本店で購入したと聞いた。

そのあと赤福が大好きな私は、温かい日本茶を淹れて食べ始めた。幸せすぎる。そういえば『赤福』は昔から存在してるのだよな…いったいどれくらい古いのだろう。そんなことが気になって仕方がないので、調べてみることに。

目次

赤福の歴史

赤福本店
赤福 本店 

およそ300年前、江戸時代の1707(宝永4)年、伊勢神宮内宮へ向かう参道に赤福が創業した(三重県伊勢市)。お伊勢参りも江戸時代に盛んになったので、旅人も足を休める人がたくさんいたことが想像できる。創業時、おもちの上にこしあんがあるという赤福は塩あんであった。1700年中頃の江戸時代に黒砂糖のこしあんに変わり、その後200年ほどは黒砂糖で作られていたそうだ。1911(明治44)年、昭憲皇太后の口に合うようにと、当時まだ貴重な白砂糖をこしあんに使った赤福餅を献上した。それ以来、白砂糖を使った赤福餅を「ほまれの赤福」として現在まで作り続けられている。

赤福の美味しい理由!

赤福は、おもちをこしあんでつつんだもので、おはぎが、もち米をつぶあんでつつんだものなので原材料は、ほぼ同じである。しかし、赤福はやわらかさ、風味など思いつく言葉で美味しいと褒めちぎりそう。いったいなにが違うのだろうか。

原材料へのこだわり

赤福の要である、あずきともち米は、全て国産を使用

あずきは質が高いと定評のある北海道産の厳しい品質基準をクリアしたものだけを使用しており、これによってあんこの豊かな香りとなめらかな食感が実現する。

もち米は、北海道産と熊本県の八代産のものを使用している。これらのもち米は時間が経っても硬くならず、柔らかい食感を保てることから赤福に最適である。

赤福の原材料は素材の味を活かすため、極力添加物を控えた構成になっているが、実は夏季と冬季で原材料に若干違いがある。夏季は砂糖、あずき、もち米のみですが、冬季はプラス糖類加工品(大豆を含む)が使用されている。これは冬に気温が下がった時でもおもちが硬くならないようにするため添加されたものである。1年を通していつも同じおいしさを保つため、こうした工夫が行われている。

赤福の形

特徴のある赤福の形は、伊勢神宮の神域を流れる五十鈴川のせせらぎをかたどっている。あんこにつけた三筋の形は清流、白いお餅は川底の小石を表しているとのことである。創業以来300年以上、赤福の形は創業当時と変わらないそうな。すごい!

ちなみに、お土産用の赤福は工場で作られているが、店内飲食用の赤福は、手作業で作られている。赤福本店では、3年以上の修業を積んだ「餅入れさん」と呼ばれる職人たちがテンポよく、お餅を作り上げていく様子を見学することができる。

なかには家で真似して、おいしそうなもち菓子を作ってる人がいる。簡単だから、やってみよう。

Miko
赤福が恋しくなったら試してみようかな

知らなかったこんな食べ方

赤福を消費期限に従って、普通にお茶と一緒に食べてしまうのが一番美味しいと思う。だがしかしである。赤福の消費期限は3日と短い。話を聞くと3日目の赤福は硬くなってしまって、あまり美味しくないそうだ。

そこで、赤福を食パンに挟んで、ホットサンドに!

火を通すことで、硬くなった赤福はトロトロもちもちの食感になり、サクサクのパンとよく合うのだとか。また、塩を少しかけてもおいしいそう。トーストに小倉あんをのせた小倉トーストが人気をあることからも分かるように、食パンとあんこの相性は抜群である。X、TikTok にたくさん上がってるので、見てみるといいと思う。

まとめ

赤福、お茶と一緒にいただくと本当に幸せになるお菓子である。気になって仕方がなく赤福について調べて、いろんなことがわかった。ますます、赤福が好きになった。これからも幸せを感じつつ赤福を楽しみたいと思う。

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